木の話

『FSC COC 認証』

 

 

FSC COC認証とは?

 

Chain of Custody (チェーンオブカスタディー)=『管理』をつなぐ、つまりFSC製品の木材が確実に使用されていることを実証することが目的の認証制度です。

 

認証の範囲は 「自社拠点」 「外部委託先」 「関連会社」 の別があります。

 

認証の形式は 「単独認証」 「マルチサイト認証」 「グループ認証」 の別があります。

 

同じ木でも名前が違う

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ある本によると、関西地方で調べたところ、知名度が高い樹木は

サクラ・マツ・イチョウ・スギ・ヒノキ・ウメ・カシの順だそうです。


マツはお馴染みの木ですね。


しかし、マツという名の木は無いそうです


正確にはマツ科の木で、マツ属の仲間をマツと呼んでいます。たとえばクロマツ・アカマツ・ヒメコマツ・ゴヨウマツなどはマツ属の木です。


しかしカラマツ(カラマツ属)、エゾマツ(トウヒ属)、トドマツ(モミ属)、ベイマツ(トガサワラ属)はマツの仲間ではないとされています。

 

木の名前って難しいし、不思議ですよね。
古来の呼び名があったり、地方で呼び方が違ったり・・・


有名な木に「アスナロ」という木があります。


北海道から九州まで広く分布しています。


私が子供の頃好きで良く読んだ井上靖さん(伊豆がふるさとですね)の本の中に、『あすなろ物語』という本があります。

殆どの方がこの本でアルナロの木の名前の由来を知ったのではないでしょうか。


「明日は桧になろう」  「明日は桧になろう」

毎日そう思って成長している木だそうです。
そんなくだりが出てきます。


しかし、調べてみるとアスナロは清少納言『枕草子』にも「何の心ありてあすはひのき(明日は桧)とつけむ」その名前が出てくるといいます(カトーさんは知りませんでした)。

 

そのアスナロ、青森県津軽地方ではヒバ、石川県能登地方ではアテ、と呼ばれ市場でもその名で出回ります。ヒノキ科ですが、アスナロ属の木です。アスナロと呼ぶのが正しいのですが、アスヒアテヒバと呼ばれ方は様々です。

 

外国産の木の場合は、この木の名前は木が取れる産地の言葉で呼ばれています。
ラワン材はフィリピンでは「ラワン」、マレーシアやインドネシアでは「メランチ」と呼ばれています。日本ではラワンでお馴染みですが、世界ではメランチの方が一般的だそうです。

 

面白いですね。

 

2月2日「教えてください」さんのコメントへのご返事

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ご質問 

無垢の床材もたくさんあると聞きますがその中でも杉はとくにあったかく感じると聞きましたが?

友達の家も「杉にすればよかった!」と言ってました。
見ためだけでなく、何か特別の蓄熱とかがあるのでしょうか?
教えて下さい。

 お答え


コンクリートの床に素足で立っていると脚が冷えます。

しかし、木材の上に素足で立っていてもコンクリートほど冷えません。

これは、立っている床の素材の熱伝導率が関係しています。

 

熱伝導率の数値が小さいほど熱が伝わりにくく、すなわち素足の足の裏が冷たく感じません。足の体温が床材に伝わって逃げて行きにくいということです。

スギの熱伝導率はコンクリートの1/12ですからそれだけ熱を伝えにくいのです。

 

ではどうして木は暖かいのでしょうか、それは木材が最も熱を伝えにくい空気で満たされているためです。


木材は熱伝導率が低いです。熱伝導率が低い物質は概ね空気層が沢山存在するといえます。


当然、空気が満たされているスタイロホームのような断熱材の方がもっと暖かく感じますよね。スタイロホームの熱伝導率は木材のさらに1/2くらいです。

 

では、木材の種類で比べるとどうでしょうか


材種それぞれ熱伝導率が違うため暖かさも違って感じます。


たとえば同じ無垢の床でも、針葉樹のスギと比べ広葉樹のカリンはずっと冷たく感じます。これはカリンよりスギの方が内部に含まれる空気の量が違うことに起因します。言い換えると比重の違いとも言えるのでしょうね。


スギの比重は0.38、カリンの比重は0.65で、スギの方がそれだけ軽く、空気を沢山含んでいるため、熱伝導率が低く、結果暖かく感じるのです。

 

材種の違いによる熱伝導率を比べて見ましょう。

  • 鉄           84
  • コンクリート      1
  • 普通合板        0.178
  • ミズナラ        0.142
  • ブナ          0.14
  • カバ          0.14
  • ヒノキ         0.095
  • スギ          0.087
  • キリ          0.073
  •  

合板は熱伝導率0.178ですが、合板フローリングの表面は表面加工で密になっていますので熱伝導率はさらに大きいと思います。

 

結果、スギの方がフローリングより2倍暖かい、スギの方がヒノキより1.1倍暖かいという話になるのです。

お分かりになったでしょうか。

 

さらに断熱の話となると、その材種の厚さが関係します。


厚さを熱伝導率で割った数値が熱伝達抵抗です。


構成する材料が複数ある場合は熱伝達抵抗の和で断滅性能を評価できます。

 

なかけんハウジングの『こもれび』で床をスギの無垢30mmとした場合

0.03÷0.0870.3448  です


合板
12mm下地+スギ無垢フロアー15mmの場合

0.012÷0.178)+(0.015÷0.087)=0.2398 となります。


床断熱材を敷き込みますが、その上の床材では
30mmのスギに無垢材フロアーの方が合板12mm下地+スギ無垢フロアー15mmの組み合わせゆかより0.3448÷0.23981.44倍断熱性能が高いことになります。


実際には「なかけんハウジング」では床材の下に熱伝達抵抗
1.0の断熱材を敷き込んでいます

床の断熱性能を比較すると10.3448)÷(1+0.2398)=1.0845となり、スギの30mmの無垢材を使った方が、床の厚み全体でも1割程度暖かい事が分かります。

 

スギって暖かい触った感じも暖かいし、断熱性能もあるんですよね。

   

この土曜日、なかけんハウジングでは協力業者さんと勉強会で滋賀県五個荘に行ってきました。ボランティアの方がガイドとして付いていただき、静かな旧家の町並みをしっかり勉強することが出来ました。

五個荘1.JPG
みんなしっかり見学してますね。


五個荘2.JPG

旧家の町並みですね。


ところが、なんと私は今回欠席してしまいました。次回は必ずいきたいと思ってます。
「んーん、しっかし残念、もったいなかった」

で本題

今回は

木の割れと強度の関係の話


含水率について
http://katoublog.seesaa.net/article/41790699.html  
でお話ししました通り、木は伐採後、どんどん乾燥を続けます。

乾燥が続き、繊維飽和点を超えると収縮という寸法変化が発生し始めます。
収縮すると言うことは、割れや、反りもこの時点で始まると言うことです。

前回最後にお話しした
http://katoublog.seesaa.net/article/42033380.html
「家を建てた最初の冬、天井裏でピシッと木が裂ける音がしてびっくりした」と言うのも、天井裏で、柱や梁が乾燥して収縮して裂けた音です。
昔は良くこんな話を聞いたものです。

さて、木が割れると強度が落ちるのでしょうか?

樹齢50年以下の木材は構造材に使う場合は「芯持ち材」を使います。
樹芯を含まず製材した角材「芯去り材」は割れにくく、節もなく、木目が美しい特徴を持ち、「芯持ち材」は腐りにくく強い事から、土台や柱に使用するのですが、木の収縮が一方向でないため、乾燥すると割れが生じます。

応力は  「応力」=E×「ひずみ」  で表され、木材に力を加えると一定のところまでひずみと応力は比例関係になります。ここでEは比例定数みたいな者です。このEがヤング係数と言われるものです。

木の強さはこのヤング係数で表されます。

静岡県林業技術センターでは、割れの入った柱、梁で
柱の圧縮強度試験
梁の曲げ強度試験
を行いパンフレットで公開しています。
これによると、国土交通省告示の柱の必要ヤング係数17.7KN/m㎡、梁の必要ヤング係数22.2KN/m㎡を全ての割れた木材がクリアしています。

割れがある柱や梁でも強度は大丈夫と言うことです。

今朝は夜中から、東海地方では雨が降っています。
昼頃には上がる見込だそうです。

毎日庭の鉢に水やるだけで、朝の時間の無い中大忙しなのですが、今日は雨だったのでその時間ゆっくりさせてもらいました。

小さい庭に、植木鉢やプランターが今70鉢くらいあるのではないでしょうか。手入れも大変なので、多くても100鉢以上には成らないように心がけています。

基本的に、季節の花ばかりです。1年草ばかりです。それだけに、1年中何かの花を咲かせておくには植え替えが頻繁でなければ成らず、まぁ一苦労ですが楽しいものです。綺麗だしね。

さて、含水率の話の続きをしましょう。

含水率の話(2)

さて、木は乾燥して使うことが原則です。
乾燥させることで、木に収縮の少ない精度の高い品質を要求するのです。

乾燥は「天然乾燥」「人工乾燥」があります。

伐採した直後の未乾燥の木を「グリーン材」
天日乾燥の天然乾燥の木材を「Air Dry材」 (AD材)
人工釜(kilnと言います)で、木材の芯の結合水を強制的に乾燥させた材木を「Kiln Dry材」 (KD材)と読んでいます。

含水率はグリーン材で28%前後、AD材で22%前後、KD材で18%くらいが一般的な入荷してくるときの含水率ではないでしょうか。

ところが、平衡含素率まではまだ開きがあります。
平衡含素率い近づくにしたがって、収縮し狂い をだします。

ようするに、上棟し家の形をしてから平衡含水率になるまで、収縮が進むということなのです。

私は、数年前まで地元天龍の木材を使いませんでした。

KD材を造る技術がないためAD材を使うしかなかったか
らです。

現在の厳しい競争社会の中では工期も重要な受注要素となっています。工期が短ければアパート家賃も少なくてすみますからね。

そういう状況では、未乾燥材(AD材を含む)の梁の上に根太を組み、床を仕上げていきます。当然乾燥が進み梁も根太も縮みが進行します。完成後しばらくして、床鳴りが始まる大きな原因の1つとなります。巾木とフローリングの取り合いに隙間がところどころ出来たりするのも、これが原因です。

住宅保証機構の一戸建住宅性能保証制度「規則集」の中で別表で短期保証の内容が示されていますが、その中にわざわざ「木材は経過により収縮するもであり、羽目板、縁甲板、巾木等に多少の隙間ができることはやむをえないことであり、住宅の品質又は性能を損なうものではありません。」と明記しています。

事前に良く木の性質を説明しておかないと、竣工後のトラブルの原因となります。

10年20年と住んでいる一般木造住宅で床鳴り(床のきしむ音)が全くないお宅はありません。(ウグイス張りのような音は違います)
木造住宅は完成後平衡含水率に向かってどんどん乾燥し収縮していきます。小さな床鳴りは木造住宅の宿命と言えます。

話戻りまして、最近では天龍の組合や竜山森林組合では試行錯誤のすえ、乾燥の技術を確立し、出荷できるようにようになりました。

私も最近では沢山使ってます。地域の木を50%以上使うと上限で40万円の補助金のでる「天竜材の家百年住居る事業」という制度が浜松市にはあります。
同様な「しずおか優良木材の家支援制度」という制度が静岡県にもあります。

今では積極的に制度の利用もお話ししています。
なかけんハウジングの「やすらぎ」「こもれび」シリーズはこの対象であり、完成後の評判も大変良いです。

ところで話もう一度戻りまして、家を造る工期は、昔は1年以上あるのが当たり前でした。その昔は2年も3年も時間を掛けて家づくりしていました。

大工さんは加工場で、乾燥具合を見ながら時間を掛けて加工していました。そして、上棟して屋根工事が終わると、何ヶ月も放置して乾燥と収縮を待ったのです。外壁に土壁漆喰を用いるときは、下塗りをしてまた何ヶ月も乾燥収縮を待って仕上げをしたのです。

私の意見ですが、住宅金融公庫がその姿を一変させたのではないかと思っています。

低金利の為多くの人が公庫融資を受けて家を建てるように成りました。

公庫にはその規定に「何日以内に、何々まで行うこと」と工程時間が決められて、そこには乾燥という作業に時間が与えられていません。

大工さんはAD材であっても、グリーン材であっても乾燥させる間もなく次の作業をせざるしかなかったのです。

長く成ってしまったので今回はこの辺で終わりにしておきましょう。
今回は木材の含水率の話でした。次回は何のお話しにしましょうか。結構ブログってプレッシャーですね。(^O^)

追記
私の知り合いの大工さんの話ですが、「昔加工場でホゾ穴をノミで掘り加工していたら、次の日水がしみ出てたまっていた。」という話を聞きました。「天井裏で梁が裂ける音が一冬続いた」なんて言う話も、KD材を使う今ではなくなった話です。

昨日は静岡県西部地方、午後から雨が降る予定でしたが、
なんとか持ちこたえました。(^O^)
で、午後から趣味の庭の花の手入れが出来ました。
毎週しないと今は育ちが早くて手遅れになることがあるん
です。(;_;)ってことがね。

実は、なんと4月に家内が25年はめていた結婚指輪を排水
口の残飯と一緒に捨ててしまい、一人で大騒ぎしたんです。
それで、新しく注文してあった指輪を、昨日の午前中取り
に宝石店に行ってきました。
いやはやなんと言ったらいいものか(・_・|

おかげで、家内はチョット私に気を使う感じで、1ポイン
ト貸しって態度で昨日は過ごしました。

ってことは、いいとして

今日から木について、少し話してみようかと思います。
木の性格は気難しくて、奥が深い、その代わりとても優し
い。日本人にはもっともなじみの深い建築材料です。

しかも、最近は木の性格を数値で表現してだんだん分かり
安く成ってきました。

ここでは、表面的にもなりますが、分かりやすいお話しを
していきたいと思います。

まず今回は
含水率の話(1)
です。

木の中には水分が沢山含んでいますね。
その水は自由水という物と結合水という物の2種類がありま
す。

自由水は木の細胞の隙間にある水で、木の性質には関係あ
りません。

結合水は細胞に結びついているのでこの水の出入りは木の
伸び縮みという木質に大きく影響します。

伐採された直後の木の中には自由水結合水も沢山含んで
います。

その後、乾燥と共にまず自由水が減っていきます。

しかし、自由水が減っても重量が減るだけで寸法の変化は
起きません

自由水が無くなったところを繊維飽和点と呼び、含水率30
%前後がこの領域の数値です。

これから乾燥がさらに進むと、収縮という寸法変化が発生
し、強度は上がっていきます。

さて、この含水率
「夏の代表スイカは99%が水です」と言う時の%
「スイカって殆ど水ね!!」って解釈す時の%の定義とは
異なります。

「完全に乾いた水を含まない木材の状態が100で、それに水
分10が加わった時、含水率10%といいます」

ですから、完全乾燥状態の材木100に水分100が入ると、
水率
100%と呼ばれる訳です。

伐採直後の杉は含水率200%を越えるそうです。

木材の含水率はある程度の数値で安定します。

これを平衡含水率と言います。

この平衡含水率は、温度湿度によって違ってきます。建築
材料として使う木材の平衡含水率はだいたい15%当たりと
成っています。

次回はこの含水率がもたら強度の違いをお話しします。

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