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材料がなかったわけでなく、素材がその土地の気候風土に合っていたからです。
感謝や畏敬の念を持つ土地からもらったもので、家を建てる。
安心感は今とは比べものにならなかったでしょう。
たとえば、杉は軽くてしなやか。粘りがあり、木肌も柔らかく艶がある。木目が美しい。
日本の暮らしに杉は大きく関わっています。ぬくもりも杉ならではの感触でしょう。
また心地よい香りは、気持ちを落ち着かせてくれます。
土壁は呼吸をし、湿度や温度の調節をします。
土壁にあたる光が作り出す様々な文様を見るとき、人は時の移ろいを感じずにはいられません。
日本人の情感に残る土のざらざら感や木の肌触り。五感でもって感じる自然の包容力。
なつかしい記憶がおだやかに、たおやかによみがえる。
『こもれび』は素材感を愉しみ、四季を通じほっと包み込まれるような家です。
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