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自然の中で人間はどのように生きていくのか、
日本では人々は自然への畏怖を感じ、
多くを学びながら長く自然とともに暮らしてきました。
現代人の多くが緑いっぱいの木々や、
澄んだ空気を求めるのは、普段の生活での空間が、
人工的な多くのもので汚され、自分でも気がつかないうちに、
身体の中に取り込まれてしまっているからではないでしょうか。
日本では、全国どこでも安全で、おいしい水が飲めます。
同様にどこの空気も同じように安全だと思いがちです。
その空気が人の健康を脅かしていると言っても、
ほとんどの人が真剣に受け止めることはしないでしょう。
しかし、最近では「家の中の空気」を気にしなければ
いけない時代になっていまいました。
「シックハウス」という言葉が使われ始めたのは、約15年前。
アメリカで「シック・ビルディング・シンドローム」という
言葉が使われたのが発端です。
新築のオフィスや施設で何人かが体調の不調を訴え始め、
その原因を探っていくうちに、建築で使われている化学物質が、
人の身体に影響を及ぼしていることがわかってきたのです。
日本でも民間の間でその症状が問題視され始め、
2000年に国土交通省の室内空気対策研究会が
全国の住宅4,600戸を対象として、
夏期と冬季にホルムアルデヒド、トルエン、
キシレン、エチルベンゼンの
4物質の室内濃度の実態調査を実施ました。
調査した家の27.3%でホルムアルデヒド濃度が指針値を超えていました。
トルエンについても12.3%が指針値を超えていました。
これを受けて厚生労働省では平成12年の
「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会、
中間報告書‐第1回〜第3回のまとめ」の中で
「住宅の高気密化や化学物質を放散する建材・内装材の使用等により、
新築・改築後の住宅やビルにおいて、
化学物質による室内空気汚染等により、
居住者の様々な体調不良が生じている状態が数多く報告されている。
症状が多様で、症状発生の仕組みをはじめ、未解明な部分が多く、
また様々な複合要因が考えられることから、
『シックハウス症候群』と呼ばれる。」と定義したのです。
これらの調査によってシックハウスという現象は、
私たちの暮らしに身近にあるものと認識されたのです |
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