こんにちは!
工事グループの加茂です。
現在施工中の某動物病院様ですが、大工さんの工事がほぼ完了しました!
今日は、現場で使う材料について少し紹介をしたいと思います!
建築現場では、壁の下地として 石膏ボード という材料を多用しています。
この石膏ボードですが、一般的なものから、特殊なものまでさまざまで、部屋の用途によって使い分けされています。
普通の石膏ボード ~一般のお部屋に~
普通の石膏ボード

まずは一番スタンダードな、普通の石膏ボード(厚さ12.5mm)です。
待合室や受付、診察室、処置室、スタッフルーム、院長室など、一般のお部屋の壁に使っています。
石膏ボードは燃えにくく、加工もしやすいので、住宅から店舗・病院まで幅広く使われている、建物にとって欠かせない材料です。
この上にビニールクロスを貼ると、見慣れたきれいな壁になります。
耐水石膏ボード ~水を使うお部屋に~
耐水石膏ボード

写真の、うすい緑色のボードが耐水石膏ボード(厚さ12.5mm)です。
普通の石膏ボードよりも水や湿気に強く、トイレやトリミング室、猫入院室など、水を使ったりお掃除の機会が多かったりするお部屋に使っています。
動物病院では、動物たちのシャンプーやお部屋の清掃など、水を使う場面がたくさんあります。
仕上げには防カビ仕様のクロスを組み合わせて、湿気による傷みやカビを防ぎ、長く清潔に使っていただけるようにしています。
強化石膏ボード ~遮音が必要なお部屋に~
強化石膏ボード

こちらは強化石膏ボードです。
普通の石膏ボードより芯の部分が丈夫に作られていて、この現場では厚さ21mmのものを使っています。持ってみると、ずっしり重たいボードです。
重さのあるボードは音を通しにくくなるため、犬入院室と隔離室の壁に使っています。
強化石膏ボードの上に遮音シートを重ね、さらに石膏ボードを貼るという、何層にも重ねたつくりになっています。
わんちゃんたちの鳴き声がまわりに響きにくくなるように、また、入院中の動物たちが落ち着いて過ごせるように、という思いを込めた工夫です。
鉛付石膏ボード ~レントゲンを使う手術室に~
鉛付石膏ボード


そして、今回ちょっと珍しいのがこちら。
石膏ボードの表面に、銀色の鉛の板が貼り付けられた「鉛付石膏ボード」です。
ラベルを見ると「石膏ボード12.5mm+鉛板1.0mm」と書かれていて、見た目以上にずっしりと重たいボードなんです。
手術室ではレントゲン(X線)を使用するため、放射線がお部屋の外に漏れないよう、この鉛付石膏ボードで壁と天井を囲っています。
ボードとボードのつなぎ目には鉛テープを貼り、コンセントなどの開口部にも裏から鉛を貼って、すき間ができないように丁寧に施工しています。
出入口の扉にも鉛入りのものを使い、お部屋全体でしっかり守るつくりです。
ボード貼りが終わると、いよいよ内装工事に入ります。
11月中旬ごろからクロス貼りや床の仕上げが始まり、お部屋の雰囲気がぐっと動物病院らしくなっていきます。
その後、11月下旬から12月頭にかけて、照明や空調・水まわりの設備、家具などの器具を取り付けていきます。
外まわりでは足場が外れて建物の全体像が見えてくるほか、スロープや駐車場の舗装、植栽、テラスやドッグランなどの外構工事も、内部の工事とあわせて順次進めていきます。
建物の姿もだんだんと完成に近づいてきました。
12月のお引き渡しに向けて、安全第一で丁寧に進めてまいります。
次回は完成の写真が掲載できると思いますのでお楽しみに!