■今回新築を決意されたきっかけは?

昭和57年に建てた前の家が機能面で暮らしに合わなくなってきたことと、子どもたちが学業を終え、地元に帰ってくるという話になったためです。

また、自分たち夫婦の老後のためにも使い勝手の良い家にするなら今と思いました。

 

■設計面で注文を付けたところなどを教えてください。

母親のためのバリアフリー設備と、家族の顔が見える対面のキッチンカウンター、3世代に渡って増えていった荷物の収納スペースです。

 

■気に入っているところを教えてください。

収納スペースの多さと、思い通りになったリビングダイニング、提案されて作った「家事室」と「第2玄関」です。今まではしまえないものが、常に居間にある感じでしたが、これをうまく利用すれば、きれいに片付きそうで今から楽しみです。

また、いつも乱雑に靴が置かれ、品のなかった玄関が、広い第2玄関の収納に全て収まり、来客者に恥ずかしくなくなりました。

 

和室はリビング横に配置し、LDKと一体で使える提案。

 

玄関上がりは杉板で統一。段違いのブラケット照明がポイントに。家人用の第2玄関が機能的。

 

広さと収納スペースを兼ね備えたリビングダイニング。天井間接照明もお気に入りです。

 

おばあちゃんのことを考え、広いトイレにしました。

 

こまごまとしたものを効率よく整理できる家事室。収納家具も提案頂き、主婦のことを良く理解している設計士さんだと感じました。

 

左手奥が20年来使っている洗濯板と洗濯シンク。息子さんたちの服の泥汚れを取るのに重宝していたもので、前の家の時につけられたものを移築。新しい家でも大活躍しそうです。


 

【担当プランナーからのメッセージ】

H様の場合、建て替えと言うことで限られた敷地の中でいかにうまく間取りを行うかが、ポイントでした。

 

成人されている息子さんの部屋、ご主人の書斎といったプライベートな空間をどのように配置するか、収納スペース、バリアフリーなど、図面とにらめっこしながら描いていく作業でしたが、やはり1階の共有スペースをすっきりと見せること。

 

家事室、第2玄関といった私どもの得意とする「隠せる収納スペース」が効果を上げていると思います。結果的に、愛着のある好きなものに囲まれた暮らしができる家を造らせていただき、喜んでいただけているのを大変うれしく思っています。