こんにちは。営業の竹内です。

 

6/18(火)22:22頃に震度6強の地震が発生しました。

地震の被害に遭われた皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

 

今回の地震のキーワードで上がっている「液状化現象」について気になる方も多くいらっしゃると思います。

簡単ではありますが、概要だけご案内致します。

 

【液状化現象とは?】

液状化は、主に同じ成分や同じ大きさの砂からなる土が、地下水で満たされている場合に発生しやすいといわれています。

そのような砂でできた地盤は砂の粒子が結びついて支えあっています。

地震発生で繰り返される振動により、地中の地下水の圧力が高くなることにより、砂の粒子の結びつきがバラバラとなって地下水に浮いたような状態になります。これを液状化と言います。

このような状態となると、水よりも比重が重い建物が沈んだり、傾いたりします。

今回の地震で車が泥の中に埋まっていく映像がありましたが、液状化によるものです。

水の比重よりも軽い下水道のマンホールなどが浮き上がる場合があります。

 

 

【液状化の起こりやすい地域とは?】

・若い(新しい)埋立地

・砂丘の裾・砂丘間低地

・大河川の沿岸(特に氾濫常襲地)

・砂鉄や砂礫を採掘した跡地の埋め戻し地盤

・旧河道・旧池沼(川・沼・池があった場所)

・沢埋め盛土の造成地

・過去に液状化が起こった土地

 

【液状化が起きても建物は倒壊しない?】

土地の地盤調査を行う際に液状化の検討や地質(砂質土)などから液状化の恐れがあるかどうかを事前に検討いたします。

ボーリング調査では液状化についても併せてお調べいたします。

 

【地震が来る前に事前にできること】

地震の速報が入ると防災意識が高まりますが、時が経つと忘れがちになってしまいます。

今一度、ご自宅の地震に対する備えについてぜひご確認頂きたいと思います。

 

・非常用持ち出し袋の準備や場所の確認

・非常食の賞味期限は切れていないか

→長期保存が利く、水や食料品が意外と賞味期限切れになっていることが多いです。

カップ麺や2リットルペットボトルの飲料水もローリングストックを意識して定期的に買い替えることをお勧めします。

・家族間の緊急連絡方法(災害伝言ダイヤルなど)の確認

・避難場所の確認

・家具の転倒防止策を行っているか、緩みはないか。

・ビニール袋、段ボール、サランラップは災害時の衛生管理でも大変役に立つそうです。

→スーパーのビニール袋や段ボールは捨てる前に災害時に利用できるかもしれません。

 

参考になれば幸いです。ぜひ、一度ご家庭の災害対策を見直してみましょう。