こんにちは。竹内です。

 

家づくりの進め方はお客様によって様々です。

今回は家づくりの予算決めと土地の決定までの流れを重点的にご案内致します。

 

 

家づくりにかけられるお金を決める

◆チェックポイント

・家づくりに使える自己資金はいくらありますか。

・車のローン等が残っていませんか。

・年収×6~7倍の金額が住宅ローン借入の目安となります。

→源泉徴収等で年収を把握し、実際にいくらぐらいまで借入ができるか試算してみましょう。

・月々の返済額をいくらぐらいにしたいですか。

→支払いの目安として賃貸にお住いの方は今の家賃と同じくらいか。もう少し支払えるか。で考えられるケースが多いです。小さなお子様がいる家庭ですと、子育て費用(教育費等)も将来かかってくることも含めて検討が必要です。

 

住宅ローンで借りられる額 + 自己資金(生活に支障がない範囲で家づくりに使える資金)で

トータルの金額を考えることをおすすめします。

 

家を建てる土地を決める

◆チェックポイント

・所有地に建てる住宅が建てられる土地ですか。

→建て替えの場合でも新築時に要件が変わる場合もあります。

※所有地(農地)に建てる場合は他に土地を所有していないことが要件となります。

 

・土地が無い場合はどのエリアで土地を探すか考えましょう。

→土地の予算を「①家づくりにかけられるお金を決める」を考慮して考えます。

土地にお金をかけすぎると建物本体にかけられるお金が限られます。土地建物でお考えの場合には中村建設へご相談頂ければ最適な家づくりの資金アドバイスができますのでお気軽にご相談ください。

 

・土地にかかる費用を調べます。

→計画地に建物や付帯物がある場合は解体工事が発生します。

また、土地がデコボコの場合や土地の地盤の高さが低い場合は地盤面を高くするなど造成工事が必要です。

 

→水道が引き込まれていない場合は水道引き込み工事が発生します。

引込工事も前面道路に上下水道管が無い場合は前面道路までの追加引込工事も発生することもあります。

浄化槽地域の場合は浄化槽設置費用がかかります。

 

→計画地の土地の地目が「宅地」以外の場合は地目変更申請費用が発生します。

家を建てる為には土地の地目(種類)を宅地に変えなければいけません。雑種地や白地農地の場合は転用が簡単ですが、青地農地の場合は地目変更に半年以上かかることもあります。また、青地農地の適用要件に該当しない場合はそもそも農地転用自体が出来ない場合もあります。農地購入を検討されている場合は注意が必要です。

 

土地に合わせた間取りを考える

◆チェックポイント

・必要な部屋数を考えます。

→漠然としたイメージでも構いませんので建物の大きさがどのくらい欲しいか考えます。

今のお住まいで不満に思っていることを書き出して改善したい点を挙げると要望を見つけやすくなるかもしれません。

例:洗濯機から物干しスペースまで遠いので近くにしたい。室内干しスペースが欲しい。子供部屋を2部屋欲しい。

 

・必要な部屋の広さを考えます。

→今の住まいの部屋の広さを基準に考えます。現在のLDKの広さだとソファが入らないのでもう少し広くしたい。等の大まかな内容でも大丈夫です。友達や実家の広さが基準でも大丈夫です。最低限欲しい広さを考えてみましょう。

ただし、全ての部屋の広さを広くしてしまうと建物の坪数もどんどん大きくなり、建物本体金額も高くなってしまいます。

4~5人家族:35坪前後 を目安に考えると解りやすいかもしれません。

→坪数がいまいちわからない…という方にはYONBACOのベースプランをぜひご覧ください。

35坪前後でご提案しておりますので、このプランを基準にもう少し大きく・小さくと考えると解りやすいかなと思います。

YONBACOベースプラン⇒こちらから!

 

土地建物含めた総資金の計画を作成

土地と間取りが決まったところで家づくりにかかるトータルの金額を算出します。

◆資金計画表に出て来る項目例

・建物本体

・附帯工事(エクステリア・水廻りオプション・カーテン・エアコン・照明器具など)

・土地購入の場合は土地の金額・仲介手数料

・引込工事(上下水道、浄化槽)

・宅地以外の場合は地目変更申請、農地転用申請費用

・引っ越し費用

・既存建物がある場合は解体工事費

・上棟式費用(餅まきを行う場合・行わない場合でも金額が違います)

・家具家電購入費(新築を機に買い替えを検討している場合)

・仮住まい費用(建て替えの場合)

・住宅ローン諸経費

・地盤改良工事(地盤調査が行えている場合は事前に金額を提示します)

 

などを含めてトータル金額を算出します。

地盤改良工事は建て替えの場合は解体後の調査になる場合もあり、最初の資金計画に含めることができないこともあります。

 

銀行へ住宅ローンの相談

◆チェックポイント

・お勤め先で取引のある銀行がありますか。

→勤め先に出入りしている銀行さんの場合、書類のやり取りが簡単になる場合もあります。また、取引の関係で金利を下げてくれることもあるかもしれません。

特になければメインバンク(給与振り込み先)に相談するケースもあります。

個人情報に関わる部分についてはお客様本人でなければ進められませんが、家づくりに関する資料を銀行さんへ直接お送りする等のお手伝いも行っていますので、ぜひご相談ください。

 

・昨年の源泉徴収票は保管していますか。

→融資の仮審査を行う場合に必要になります。無くしてしまった場合は再発行してもらえる場合もありますので相談前にご用意されることをおすすめします。

 

・融資は一人で組むか。家族と一緒に組むか。

→共働きの場合は夫婦で融資の相談をされる場合もあります。

ただし、子育て世代の場合は奥様が仕事ができない状況になった場合でも支払いできる金額に設定をしておくことをおすすめします。

融資や自己資金(住宅用)の持ち分比率で建物の名義も連名にしなければいけない等の条件も出て来ますので複数名で融資を検討の場合は事前に銀行さんにご相談ください。

 

仮審査後に再度資金計画の検討

◆チェックポイント

・当初の資金計画通りで問題無いか。仮審査で借入金額が思ったよりも少ない場合は建物の坪数を減らしたりオプションを削ったり予算に合うように調整をします。

 

・借入金額、自己資金含め資金計画通りに進めていける場合、本設計のステップに進んでいきます。

本設計に進める場合は「本設計費」が発生します。

今までご案内しました①~⑥の項目については無料でご相談を承ります。

本設計の場合には建築時に実際に使用する「意匠図」の作成と計画地の地盤改良が必要かどうかの地盤調査を行う為、費用が発生します。

本設計費は契約金の頭金として一部を先に頂く形となりますので本設計費+資金計画表の金額ではありませんのでご安心ください。

 

まとめ

各項目ごとにチェックポイントを交えてご案内しましたが、大まかな流れですので打合せを進めていく中でプラスαで打合せしなければいけない事項も出て来る場合があります。

①~⑥までの打合せ期間は短くて3ヶ月、長くて1年以上かかる場合もあります。

計画時期が迫っている場合は早めにご相談頂ければ、ご希望に合うようにスケジュール調整も行います。

中村建設はしつこい営業を行いません。

家づくりで相談しようか悩まれている方はぜひお問合せフォームからご相談くださいませ!