こんにちは。中村建設 住宅部 営業の新村です。
最近、地震に強い家で重量鉄骨造住宅が注目されています。重量鉄骨造住宅がなぜ地震に強いのか詳しくご説明いたします。
重量鉄骨造ってどんな構造なの?軽量鉄骨造との違いは?
鉄骨造には「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類があるのはご存知ですか?
柱や梁などの躯体部分に鉄製や鋼製の部材を用いた建築物のうち、鋼材の厚みが6mm以上の鉄骨造は重量鉄骨造と呼ばれます。
重量鉄骨造は「ラーメン構造」と呼ばれる壁のない構造のことで大空間を取りつつ、自由設計が可能なのが重量鉄骨造の強みです。
ビルやマンションで採用される構造の為、基礎と骨組みが頑丈で地震に強いのが最大の特徴です。
その反面、木造や軽量鉄骨造に比べて構造の費用が高く建設費が上がってしまいます。
重量鉄骨造と軽量鉄骨造との違いは柱の肉厚の違いはもちろんですが、柱の大きさにも差があります。
▲軽量鉄骨の柱
▲重量鉄骨造の柱
写真を比較すると重量鉄骨造の柱の大きさは軽量鉄骨造の柱と比べて倍以上違います。
柱の大きさだけではなく、柱の肉厚も大きく違ってきます。
左が軽量鉄骨、右が重量鉄骨の柱の断面です。並べておくと違いが歴然としています。
断面で見ると違いが良くわかります。この骨組みの違いが地震力に耐えるの強さにも関わってきます。
完成してしまうと見えない部分ですが、地震に強い安心安全な建物を作る大事な部分です。
また、重量鉄骨造住宅では平屋や2階建てはもちろん、3階建てや4階建てにも対応しております。
他にも…「狭い敷地や変形した敷地」や「街中で敷地を最大限有効活用して建てたい」「1階部分を駐車場にして2階・3階を住居スペースにしたい」など、狭小地を有効活用できます。
大空間を作ったり、大きな窓を設けたりできるのが自由度が高いことが重量鉄骨造の特徴です。
中村建設では、3階建ての重量鉄骨造住宅や店舗付き住宅も多く手掛けており、ビルやマンションを施工している総合建設業の中村建設だからこそできる安心の重量鉄骨造住宅です。
重量鉄骨造と軽量鉄骨造 どちらが地震に強いの?メリット・デメリットは?
前項で記載の通り、重量鉄骨造と軽量鉄骨造では柱の厚みと大きさが異なります。
軽量鉄骨造の柱の厚みは3㎜~4㎜に対して、重量鉄骨造の柱の厚みは9㎜~14㎜あります。
柱の厚みが薄いと熱や揺れで曲がってしまうことも。柱の厚みが軽量鉄骨造とは3倍も違う重量鉄骨造の柱は地震力や熱が加わった時の両方を比較しても全く性能が異なってきます。
軽量鉄骨造を取り扱っている業者さんから「重量も軽量も同じ鉄骨造だから耐震性もほとんど変わりませんよ。」と説明をされることがあるようですが、肉厚によって耐震性が大きく変わりますのでご注意ください。
次に軽量鉄骨造と重量鉄骨造のそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
【軽量鉄骨造のメリット〇・デメリット×】
〇:柱型が室内に出てこないのでスッキリした印象に。
〇:地震保険、火災保険が木造に比べて安い。
△:建築コストが重量鉄骨造に比べて安い。(=使用している鉄骨が少ない為、鋼材費が安い。)
×:重量鉄骨造に比べて柱が細い為、耐震性が劣る。
×:税金の評価額が重量鉄骨造とほぼ同じ。(=耐震性が重量鉄骨造より劣るが、評価が同じという点では割高)
【重量鉄骨造のメリット〇・デメリット×】
◎:軽量鉄骨造に比べて耐震性が高い。
〇:地震保険、火災保険が木造に比べて安い。
〇:税金の評価額が軽量鉄骨造とほぼ同じ。(=耐震性が軽量鉄骨造より高いが、評価が同じという点では割安)
×:柱型が室内に出てしまう。
×:建築コストが軽量鉄骨造に比べて高い。(=使用している鉄骨が多い為、鋼材費が高い。)
比較してみると、重量鉄骨造の方が耐震性も高く、保険料や税金の面で見てもお得なのが解ります。
鉄骨造というくくりでは固定資産税の評価額は木造に比べて落ちにくいと言われています。
重量鉄骨造は木造と比べて耐震性が全く違うことから固定資産税の評価額が下がりにくいのは納得できます。
しかし、軽量鉄骨造の場合はどうでしょうか。木造の制振装置付きと大して耐震性が変わらないのにも関わらず固定資産税の評価額が下がりにくい点から見ると、同じ鉄骨造でも軽量鉄骨造の方が損しているような気持ちになりますよね。
建物の本体の価格の差だけを考えるのではなく、トータルコストを見て考えることをおすすめします。
重量鉄骨造住宅は繰り返しの揺れにも耐えられます。
最近では地震は本震クラスの震度5以上の余震が起こるケースが見受けられます。
一度目の大きな揺れに耐えられたとしても、二回目に本震クラスの余震が起きた時に倒壊する建物もあるそうです。
また、大きな地震の後は何年にもかけて余震が起こるケースもあり、繰り返しの揺れに耐えられる建物として重量鉄骨造の建物が注目されています。
また、ハウスメーカーさんで軽量鉄骨造の建物が熊本の震災で倒壊したこともあり、住宅では軽量鉄骨造で十分と言われていましたが、プラスαの安心を買いたいと地震に強い重量鉄骨造のお問合せが増えております。
重量鉄骨造はビルやマンション・不特定多数の人が集まる商業施設で採用されている構造体です。
大空間を取りつつ十分な耐震性を有するという良いとこどりの構造を住宅に取り入れたものが重量鉄骨造YONBACOです。
重量鉄骨造 YONBACO(ヨンバコ)って何?
中村建設が手掛ける重量鉄骨造住宅「YONBACO(ヨンバコ)」は、「重量鉄骨造住宅は価格が高い!」というイメージを払拭し、若い世代のご家族にも気軽に地震に強い重量鉄骨の家をご検討いただけるように考案したシリーズです。
「規格住宅でなく、お客様の求める注文住宅の中で低価格化を実現したい!」という想いから、中村建設の総合建設業としてのノウハウを活かし、構造、設計、施工の改良を重ねた結果、ハイスペックでコストパフォーマンスの良い重量鉄骨造住宅を実現しました。
重量鉄骨造住宅 建坪35坪のプランを2,290万円からご提案しております。
6.37m×9.10mのサイズの中でしたら間取り変更による金額の変動はありません。
規格サイズの中でパズルのように間取りを考えることができるのが重量鉄骨造住宅YONBACO(ヨンバコ)の強みです。
間仕切りの壁を無くして大空間を作ることもできますし、将来的に中の間仕切りを取り払って大空間にリノベーションすることも簡単にできます。
重量鉄骨造住宅YONBACO(ヨンバコ)のコストパフォーマンスが良い秘訣は?
重量鉄骨造住宅YONBACOのコストパフォーマンスが良い最大の秘訣は
①広告宣伝費をあまりかけないこと。
②少数精鋭で業務を行い、無駄な人件費をかけないこと。
③シンプルでわかりやすい価格設定です。
その結果、たとえば35坪の建物を基準に他のハウスメーカーと価格を比較した場合、同じ付帯費用や諸費用がかかったとしても、「YONBACO(ヨンバコ)」は約700万円のコストダウンを実現できます。
700万円あったら、家具や内装、庭や外構にお金をかけたり、あるいは入居後に家族で海外旅行に行くことだってできますよね!
他にも家づくりに関わる税金や引っ越し費用等の諸経費に充てることもでき、無駄な出費を抑えつつ地震に強い家を手に入れることができて良いことづくめです。
プランを考えるのは難しそう・・・
しかも、「YONBACO(ヨンバコ)」は、4本の柱の中の四角い空間を自由に仕切って部屋数も間取りも、ご家族の希望に合わせたプランニングが可能です。
ハイスペックとコスパが魅力の「YONBACO(ヨンバコ)」の家は、ホームページのベースプランを参考にご自分でも間取りを自由にプランできます。
重量鉄骨造YONBACO(ヨンバコ)は規格の6.37m*9.10mの中で自由にプランニングを変更しても金額は変わりません。
規格の間取りから変わると追加費用が何十万円とかかるハウスメーカーさんもいますが、自由度が高いのが中村建設の重量鉄骨造YONBACO(ヨンバコ)の特徴です。
また、お客様ご自身でプランを考えられる楽しさがあります!自分で考えた間取りが形になったら友達や家族にも自慢したくなりますよね。
そんなワクワクが詰まった家づくりができるのはYONBACO(ヨンバコ)ならではの大きな特徴です。
まとめ
鉄骨造には「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類があります。
柱や梁などの躯体部分に鉄製や鋼製の部材を用いた建築物のうち、鋼材の厚みが6mm以上の鉄骨造は重量鉄骨造と呼びます。
木造や軽量鉄骨造に比べて構造の費用が高く建設費が上がってしまうことがデメリットとして挙げられますが、安心安全のために強い骨組みにお金をかけ、家族を守る家を作るという選択をされる方が増えています。
あちこちで地震が多発しているなか、安心して住める建物として重量鉄骨造を検討される方が増えております。地震に強い重量鉄骨造住宅はビルやマンションで採用される工法で「不特定多数がの人が集まる場所」で採用される安心安全な構造体です。
価格が高いイメージのある重量鉄骨造住宅ですが、若い世代のご家族にも気軽に地震に強い重量鉄骨の家をご検討いただけるように考案したシリーズが中村建設が手掛ける重量鉄骨造住宅「YONBACO(ヨンバコ)」です。
「重量鉄骨造住宅は価格が高い!」というイメージを払拭し、地震に強い家をコストパフォーマンス良く建てたいというご要望にお応えすることができます。
柱と柱の間には筋交いが必要ない為、強い構造体でも自由な設計ができるのが大きなポイントです。
地震に強い家づくりをご検討中のお客様はぜひ一度、モデルハウスで重量鉄骨造の骨組みの違いをご覧ください!
この記事はわたしが書きました
建築本部住宅事業部 部長
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